思い出のリカちゃん人形

家庭環境の変化や文化の影響を大きく受けたリカちゃん人形のご紹介

概要

リカちゃん人形は1967年に誕生しました。それまで「お人形ごっこ」で使われる人形は「バービーちゃん」のようなアメリカ製のお人形だったようです。日本人の顔とスタイルをモデルにしたリカちゃん人形はたちまち女の子の人気者になりました。着せ替えて遊ぶお人形といえば「リカちゃん」が定着し、当時はどの子も持っていたように思います。

私もリカちゃん人形が大好きでした。着せ替えをさせ、友達とままごとをしていた記憶がありますが、たくさん持っていたわけでなく、それは姉のお下がりのお人形でした。その反動か、大きくなって急にリカちゃん人形を集めることに熱中しだしました。

ある時、祭りの夜店に古いおもちゃばかり売っているところがあり、そこにかつてのリカちゃん人形が並んでいたのです。1980年代のことですが、当時はデパートで売っているリカちゃん人形は現代風にスタイルも顔つきも進化していました。リカちゃんはマクドナルドの制服を着てハンバーガーを売っているのに驚きました。それゆえに、十年以上も前の商品がとても懐かしく感じられ、思わずバイトのお金をはたいて買ってしまいました。

それからというもの、古いおもちゃ屋さんを見つけると、リカちゃん人形や関連商品を探すようになりました。今は大型店やスーパーに押されて、個人商店のおもちゃ屋さんは減ってしまいましたが、その頃はどの街にも数件あり、旅行先でも商店街を探索していました。

自分と同じ年に生まれ、小さい頃に遊び、大きくなって探し集めて、今は娘がそれを引き継いで遊んでいます。娘はリカちゃんと同じ誕生日、5月3日に生まれたので、りかと名づけました。リカちゃん人形の歩みと自分とを重ねて愛着も深まってきました。

私に限らず、こんなに長く愛されているお人形は他にないのではないでしょうか。女性なら誰でもひと目でこの商品を「リカちゃん人形」だとわかるはずです。自分の分身のような遊び方をしているせいか、他のおもちゃより思い入れが強くなる気がします。捨てられず持ち続けて子や孫に引き継いだ、という話も珍しくないようです。

たかだか少女のおもちゃといえども、その変遷には家庭環境の変化や文化の影響を大きく受けたところが見受けられます。リカちゃん人形と関連グッズを紹介し、時代の流れも感じとってもらいたいと思います。

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